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木村拓哉、カンヌで「無限の住人」大盛況に感無量「スクリーンと客席が一体に」

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第70回カンヌ国際映画祭に、木村拓哉とともに出席した三池崇史(左)、杉咲花(右)。

第70回カンヌ国際映画祭に、木村拓哉とともに出席した三池崇史(左)、杉咲花(右)。

第70回カンヌ国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門に選出された「無限の住人」が、フランス現地時間5月18日に上映され、キャストの木村拓哉杉咲花、監督の三池崇史が登壇した。

同映画祭のメイン会場として知られるパレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレにて、木村、杉咲、三池は約2300人の観客とともに本作を鑑賞。上映後にはスタンディングオベーションが起こり、木村は「男性はタキシードで女性はイブニングドレスというフォーマルな格好で観ていただきましたが、皆さん作品の楽しみ方がとてもカジュアルでストレートでした。素敵だと感じましたし、とてもうれしかったです」と興奮気味に語った。また「日本で公開を迎えた際、(共演者の)市原隼人が『映画はお客さんが一番の花形です』と言っていたんです。今日の上映中に拍手や笑いが起き、スクリーンと客席が一体になっていると感じました。一方通行ではなく、本当にコミュニケーションを取ることができたと思います」と思いを伝える。

艶やかな赤の着物で参加した杉咲には、上映前のフォトセッションで海外メディアから多くの注目が集まった。杉咲は映画祭での出来事や上映を振り返り、「光景に圧倒されました。まだ成人もしていないのに(笑)。いろいろなことを体験できてとても幸せです」とコメント。三池も「改めていい映画だなと思いました(笑)。お客さんや劇場そのものが映画を後押ししてくれ、心地よい時間を過ごせました。監督としてこれ以上の幸せはないと思います」と噛み締めるように語った。

上映中、木村演じる主人公・万次が300人斬りに挑んだクライマックスシーンでは、客席から大きな歓声が。会場の盛り上がりを目の当たりにし、木村は「照れくさいというか、うれしいんですが、監督が『そうなるでしょ』とボソッとつぶやいていて。監督はさすがに違うなと思いました」と吐露。三池は「今日は万次が現れたときにホッとしましたし、『やっぱり木村拓哉来たな! よし、来た!』って。自分で監督をしていますが、ほかのお客さんよりも『よし来た!』って喜んだかもしれません(笑)」とユーモアを交えて感想を述べた。

「無限の住人」は、不死身の剣士・万次が両親を亡くした少女・凜の用心棒となり、戦いに身を投じるさまを描く作品。全国で公開中。

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