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福山雅治がジョン・ウーのくれた3つの初体験に感謝、「マンハント」北京プレミア

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「マンハント」北京プレミアの様子。

「マンハント」北京プレミアの様子。

マンハント」の北京プレミアが、現地時間11月20日に中国・ソフィテルワンダ北京にて開催され、監督のジョン・ウー、キャストのチャン・ハンユー福山雅治、チー・ウェイ、桜庭ななみが登壇した。

本作は、1976年に公開された高倉健主演作「君よ憤怒の河を渉れ」の原作である西村寿行の小説を再映画化したもの。敏腕警部・矢村聡を福山、無実の罪を着せられた国際弁護士ドゥ・チウをチャン・ハンユーが演じる。

福山は中国語で自己紹介したのち、「初めての中国での映画がこの作品でよかったなと、本当に光栄に思っております。もともと大ファンでしたから、まさか自分がジョン・ウー監督の映画には出られると思っていなかったので、二つ返事で『出ます。やらせていただきます』と答えさせていただきました」とオファーを受けたときのことを振り返る。

大阪をはじめ、オール日本ロケを敢行した本作。ジョン・ウーはその理由を「若い頃から日本映画に影響を受けてきて、日本のたくさんの監督や俳優を尊敬していました。だからずっと日本に憧れを持っていました」と説明。チャン・ハンユーは、1976年の映画で高倉が演じた役を務めるにあたり「『君よ憤怒の河を渉れ』が中国で上映されたとき、私は何十回と観まして、セリフも覚えているんです。当時、高倉健さんの服の着方をまねする人もいました。彼のおかげで声優の道に進むことに決めました。40年後の今日、ジョン・ウー監督が本作を小説からリメイクしたのですが、みんな張り切って、もともとの俳優への敬意を持って撮影に挑みました」と思い入れを語った。

初のアクションシーンに挑んだヒロイン役のチー・ウェイは、「撮影が始まるとき、私が自ら監督に『女の子扱いしなくてもいいですよ』と言いました。そのとき監督は笑って行っちゃったんですが、あとから撮影が進むにつれてアクションシーンが増えていきました」と裏話を明かす。このイベント中、すべての会話を中国語でこなした桜庭は「中国が好きで、中国語もとても好きです。中国の映画やバラエティ番組も好きです。本当に中国が好きなんです」とアピールした。

チャン・ハンユーと手錠でつながれた状態で、銃を撃つ演技をこなした福山。「いやーこれはね、けっこうね、チャンさん大変でしたよね?」と話を振り、チャン・ハンユーが「手錠でつながっているときはお互い言語が違うので、自分の役割を考えて絆を深めていきました」と続ける。また福山は、免許を取得して臨んだ水上バイクのシーンに関して「運転するのも、運転しながら英語のセリフを言ったり、アクションをしたりするのも初めてでした。自分がやったことのないものが3つ同時にやってきたのですごく新鮮でした」と回想。さらに「大人になってからの“初めての経験”は自分で作っていかないといけないなと思っていた40代だったのですが、この映画はそのシーンのおかげで3つも初体験ができました。結果として、見たこともない自分の表情を引き出していただけたのではないかと、監督にはとても感謝しています」と話した。

そして福山は、ジョン・ウーに対して「どんなに過酷な撮影でも、どんなに暑くても寒くても、煙がもくもくでも、監督は真摯に接してくださいました。監督の紳士的な優しさで、きっと我々俳優たちは、自分の中に眠っているものも含めた力を引き出してもらったのだと思っています。必ず『まずやってみてください』と、僕らが考えてきたことをやらせてくれるんですよ。ほとんどの場合は、僕らのやりたいようにやらせてくれる。本当に優しくて素敵な監督です」と感謝を述べる。またQ&Aのあとには、チャン・ハンユーに促された福山が、映画の冒頭の楽曲をギターで演奏し、チャン・ハンユーが歌う場面もあった。

「マンハント」は、2018年2月上旬に東京・TOHOシネマズ 新宿ほか全国で公開。

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