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立ちはだかる剛腕アンドレ!超特急「男祭り」で猛者8号車と激闘の末一心同体に

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フロアにダイブしたユースケ。(撮影:米山三郎[SignaL])

フロアにダイブしたユースケ。(撮影:米山三郎[SignaL])

超特急が3月18日に東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて男性限定のライブイベント「超特急 BOYS GIG Vol.3」を開催した。

3年連続、3度目の開催となる超特急の“男祭り”。第1回のSHIBUYA DESEO、第2回の表参道GROUNDから会場をスケールアップして行われた今年の公演にも満員の男性8号車(超特急ファンの呼称)が集結し、場内は開演前から熱気に包まれる。おなじみのSEが鳴り響きライブがスタートすると男8号車は一斉にペンライトを点灯させ、「オイ! オイ!」と力強いコールで7人のメンバーを迎えた。

1曲目には高速アッパーチューン「超えてアバンチュール」がドロップされ、コーイチは「行くぜ!」と気合いに満ちた叫び声を上げる。この曲のセンターを務めるリーダー・リョウガが見せ場で見事な白目をむいて笑顔を浮かべると、男8号車は「フウー!」と大盛り上がり。7人が全力のヘッドバンギングをするシーンでは、オーディエンスも勢いよく頭を前後に振った。続く「Shake body」ではタクヤの「男祭り、盛り上がっていきますよ!」という煽りに男8号車が大きなコールを送り、マイクをフロアへ向けたタカシは「最高やで!」と笑顔を浮かべる。また「Drive on week」でも何度もメンバーの名を呼ぶコールが楽曲を彩り、コーイチとタカシは「♪Sexyな男(Lady)」「♪出会って男(Wednesday)」とノリノリで歌詞を言い替えてみせた。これを聞いたユースケは踊りながら「ハハハ!」と大爆笑で、会場は冒頭から大きな盛り上がりをみせる。

自己紹介ではコーイチが「ぱっちり二重に生まれた理由は 愛しい男(あなた)を見つめるため」、ユースケが「男(あなた)に元気の花を咲かせましょう」と口上をアレンジするなど、徹底的に“男祭り仕様”のステージでオーディエンスを楽しませる超特急。また、この日のMCでは昨年の男祭りから引き続き末っ子担当のタカシが司会を務め、普段の柔和な佇まいとは一線を画す力強さで「お前ら! 準備できてんのか! 声出せんのか!?」とフロアに呼びかけた。

リョウガの「我ら迷える子羊に……ご慈悲をー!」という叫びからスタートしたのは、非リア充の男性の悲哀を歌う歌謡曲風のナンバー「LIBIDO」。センターを務めるカイは切なげな表情を浮かべながらステージ上を優雅に舞ってみせる。彼がスポットライトを一身に浴びてこの曲を終えると、カイに代わってステージ中央に躍り出たのはリョウガ。彼は「皆さん、シビれる準備は出来てますか!?」と「Believe×Believe」をドロップし、7人は息の合ったフォーメーションダンスで躍動する。続く「Kiss Me Baby」ではそれぞれが獲物を狙うような鋭い視線をフロアへ投げて男8号車を挑発。コーイチはブレッシーなボーカルで楽曲のムードを盛り上げ、センターのユーキは「ンアー!」と両手で思い切り投げキスを放って大きな歓声を誘った。

また、ライブの中盤には男性限定イベントならではの企画として「男祭り相撲3番勝負」なるコーナーが設けられた。これは「真の男」を決めるべく超特急メンバーと男8号車が腕相撲、手押し相撲、紙相撲で戦うというもので、男8号車が勝ち越した際には超特急がその場で好きな1曲をサービスするというルールが設けられた。1戦目の腕相撲には、メンバー内オーディションを勝ち抜いたユースケが参戦。一方の“チーム男8号車”には、立候補したオーディエンスの中からニックネーム・アンドレさんが選ばれた。ブレイクダンスを踊っているというアンドレさんは筋骨隆々の風貌で、彼の手を握るなりユースケは「ちょっと待って。手がもうダンベルなんだけど!」と青ざめた顔で訴える。その不安に満ちた言葉通り、対決はアンドレさんの圧勝。アンドレさんの剛腕になす術なく敗れたユースケは「強すぎる……! (押しても)壁みたい! 壁!」と放心状態でその場に崩れ落ちた。

2戦目の手押し相撲には超特急からリョウガが、男8号車からはリョウガファンのまんじろうさんが参戦し、ここではリョウガが冷静な戦術でまんじろうさんを撃破する。1対1となったところで、最終決戦の紙相撲対決へ。男8号車代表としてステージに上がったのは大阪のパパさん。8号車カラーのピンク色に塗られた紙の力士を手にした彼は、「腹黒お毛の富士」なる四股名を持つコーイチモデルの力士を手にした超特急代表・ユーキと対峙した。2人の取組は熾烈を極め、真剣な表情で土俵を連打する両者に会場からは大きな声援が送られる。熱戦の結果、大阪のパパさんの力士が腹黒お毛の富士を押し出して白星をもぎ取り、男8号車チームが2対1で勝利。大阪のパパさんは「いいオッチャンだけど、がんばりました!」と勝ち越しを喜び、敗れた超特急は男8号車のリクエストに応えてセクシーなナンバー「We Can Do It!」のパフォーマンスをプレゼントした。

大盛り上がりとなった相撲対決を終えると、「あのさあ!」とユースケが口を開く。彼は去年の男祭りで披露した「バッタマン」でダイブに挑戦した際に数秒でステージに戻ってきてしまったこと、さらにダイブを受け止めた男8号車の新品のメガネを壊してしまったことを悔やんでいると明かし「だから今回……もう1回チャレンジしたい! 僕と一心同体になりましょう!」と訴えた。男8号車の大歓声を受けてスタートしたのは、去年と同じ「バッタマン」。曲中にユースケは「男! ファー!!」と気合いの咆哮を放つ。またユーキはフロアへ向けて「(ユースケの)命を託すよ!」と呼びかけた。大サビでタカシが「8号車―!」と歌うと、ユースケは思い切って男8号車の海へダイブ。彼を受け止めた男8号車は抜群のチームワークを発揮し、大の字に両手両足を広げるユースケをフロアの下手から上手へと送ってゆく。オーディエンスの頭上をゆったりと泳ぎ切ってステージに戻ったユースケはリベンジの成功に大喜びで「みんな最高! みんな大好き!」とフロアへ何度も投げキスをして感謝を伝えた。

「バッタマン」で生まれた一体感が会場の熱気をグンと引き上げたまま、ライブはラストスパートへ。「OVER DRIVE」でもユースケは「ありがとう! 大好きだ!」とファンに呼びかけ、オーディエンスはこれに「オイ! オイ!」という大きなコールで応える。するとメンバーは盛り上がりに拍車をかけるべく、ニヤリと顔を見合わせてフロアへ駆け下り、オーディエンスのすぐそばでさらなる声を求めた。タクヤの「ラスト、ひとつになりましょう!」という声と共に届けられたのは「fanfare」。未来への希望を晴れやかに歌い上げるこの曲で7人は自身の力を出し切るような全力パフォーマンスを見せ、熱狂を最高潮へと導いていく。万感の表情で踊っていたタクヤは曲を終えるなり「俺、感動しちゃった。1人で泣いてた(笑)」とつぶやき、照れ笑いを浮かべていた。

割れんばかりの「超特急!」コールを受けてステージに戻ると、メンバーは「走れ!!!!超特急」を披露。7人が連結して左右にステップを踏むシーンでは、フロアのファンも左右の人の肩に手を置き、メンバーと同じ動きで盛り上がる。超特急はこの光景をうれしそうに見つめ、コーイチは伸びやかなロングトーンで楽曲を彩った。熱狂の男祭りを締めくくったナンバーは、キラーチューンの「Burn!」。センターのユースケは「ラストの曲! みんなの声響かせようぜ!」と力強く訴える。メンバーはステージの上を隅々まで駆け巡り、コーイチは最前列前のバーに足をかけてファンを煽った。大サビではユースケの「みんなで!」という呼びかけに、盛大なシンガロングが巻き起こる。男8号車の熱のこもった歌声を受け止めたユースケは感激の面持ちで「ありがとう!」を連呼。ユーキはその場でバック転をして喜びを体で表現し、コーイチとタカシは歌を放棄してオーディエンスと向き合い、何度も一緒に拳を突き上げた。曲を終えるなり、リョウガは「ヤバい!」と笑顔。カイも「皆さん本当にありがとうございます!」と声を上げる。司会のタカシは「みんなのおかげで最高に楽しかったです!」と感謝を伝え「僕たち、まだまだがんばっていきます。また男だけでバカ騒ぎしたいな!」と笑顔を弾けさせた。熱気あふれるムードの中で、3度目の男祭りは終幕。タカシの「以上、僕たちは!」という呼びかけにメンバーと男8号車は「超特急でした!」と雄々しい声で超特急ポーズを決め、お互いの完全燃焼を讃えあっていた。

超特急「超特急 BOYS GIG Vol.3」
2017年3月18日 渋谷duo MUSIC EXCHANGE セットリスト

01. 超えてアバンチュール
02. Shake body
03. Drive on week
04. LIBIDO
05. Believe×Believe
06. Kiss Me Baby
07. Secret Express
08. We Can Do It!
09. バッタマン
10. OVER DRIVE
11. fanfare
<アンコール>
12. 走れ!!!!超特急
13. Burn!

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