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「パジャマゲーム」稽古場公開、トム・サザーランド「革命的な作品に」

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「ミュージカル・コメディ『パジャマゲーム』」稽古場より。(撮影:花井智子)

「ミュージカル・コメディ『パジャマゲーム』」稽古場より。(撮影:花井智子)

9月から10月にかけて上演される「ミュージカル・コメディ『パジャマゲーム』」の稽古場がメディア公開された。

稽古ではオープニングから約10分間の、歌とダンスで彩られた華やかなシーンが披露された。その後のインタビューで演出のトム・サザーランドは、「パジャマゲームは、1950年代のブロードウェイでとても革命的な作品でしたが、今回、私達が作る作品も革命的にしたいと思っています。美しく構成されたストーリー、優れた音楽、振付、オリジナルを大事にしつつも、現代でも楽しいバージョンをお届けいたします」と思いを語る。さらに「僕のミュージカル愛がお客様に伝わればいいなと思っています。パジャマゲームは完璧なブロードウェイミュージカルだと僕は思っています。僕達自身も、この作品を楽しんで作っています。皆さんも、心の底から楽しんでください!」と述べ、笑顔を見せた。

それを受けて振付のニック・ウィンストンは「ボブ・フォッシーが関わったミュージカルに(振付として)この作品で初めて関わることになり、本当に感謝しています。稽古で楽しい(fun)という言葉が良く出てくるのですが、観客の皆様にもfunを味わっていただきたいです」と観客に呼びかける。

ヒロインのベイブ役を演じる北翔海莉は「宝塚歌劇団を卒業して初めての女優デビュー作で、最初は不安と緊張に包まれていましたが、ベイブが、芯のしっかりした、工場の仲間を守るために立ち上がる、女性女性していない人物なので、飾らないで役に入り込めています」と役について語る。さらに「トムさんの演出は、日本人ではなかなか無い発想というか、ポップコーンみたいな感じです。どんどんアイデアが湧いてくるんです。ニックさんからはフォッシースタイルを直々に教えていただいて、貴重な機会を与えていただいたと思っています。今の日本にミュージカルの面白さを再確認させる作品になるのではないかと思っています」と期待を寄せる。

ベイブと恋に落ちる工場長シド・ソローキン役の新納慎也は「久々に来たイケメン役です。セリフの中で、『今度の工場長カッコイイわね』とか言ってくれると、何やらフフンという気分に(笑)。台詞だと分かっていても、いい気分です。こんなにイケメンの役は後にも先にも無いかもしれないので、それを観に来てください(笑)」と役について語る。さらに「日本では久々のダンスミュージカル! 華やかなThat’sミュージカルがやってきますので、純粋な楽しさを味わいに劇場まで来ていただきたいです」と来場を呼びかけた。

1954年にブロードウェイで初演され、55年にトニー賞を受賞した本作は、パジャマ工場での“7セント半”の賃上げと恋を巡るコメディミュージカル。日本初演となる今回は、北翔と新納のほか、ミュージカルで活躍する面々が集結する。演出は「タイタニック」「グランドホテル」などを手がけたトム・サザーランド。公演は9月25日から10月15日まで東京・日本青年館ホール、10月19日から29日まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて行われる。

※初出時、役名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

「ミュージカル・コメディ『パジャマゲーム』」

2017年9月25日(月)~10月15日(日)
東京都 日本青年館ホール

2017年10月19日(木)~29日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

原作:リチャード・ビッセル
脚本:ジョージ・アボット、リチャード・ビッセル
作詞・作曲:リチャード・アドラー、ジュリー・ロス
翻訳・訳詞:高橋知伽江
演出:トム・サザーランド
振付:ニック・ウィンストン

出演:北翔海莉新納慎也大塚千弘上口耕平広瀬友祐阿知波悟美佐山陽規栗原英雄 ほか

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