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北翔海莉×新納慎也「パジャマゲーム」“7セント半”を巡る工場コメディ開幕

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「ミュージカル・コメディ『パジャマゲーム』」ゲネプロより。

「ミュージカル・コメディ『パジャマゲーム』」ゲネプロより。

「ミュージカル・コメディ『パジャマゲーム』」が本日9月25日に東京・日本青年館ホールにて開幕。これに先がけて同日に公開ゲネプロが行われた。

1954年にブロードウェイで初演され、55年にトニー賞を受賞した本作は、パジャマ工場での“7セント半”の賃上げと恋を巡るコメディミュージカル。日本初演となる今回は、「タイタニック」「グランドホテル」などを手がけたトム・サザーランドが演出を担当する。

ときは1954年。周囲の工場が次々と給料アップを果たす中、スリープタイト社のパジャマ工場でも労働組合が立ち上がっていた。組合の中心はベイブ・ウィリアムス(北翔海莉)と組合委員長プレッツ(上口耕平)。そんな中、社長のハスラー(佐山陽規)が雇った、若くてハンサムな新工場長のシド・ソローキン(新納慎也)とベイブが、ひと目で恋に落ちてしまい……。

相対する立場のベイブとシドが次第に心を許していく様を、宝塚歌劇団を卒業後、本作が女優デビュー作となる北翔海莉と新納慎也が、キレのあるダンスを織り交ぜながら瑞々しく演じる。シドがベイブへの思いを諦めようと、録音機に吹き込んだ自分の声と掛け合いで歌う「Hey There」が、劇中で2度リプライズされるのも印象的だ。

また、工場のタイムキーパーであるハインズ(栗原英雄)と社長秘書のグラディス(大塚千弘)の恋路や、それを見守るシドの秘書メイベル(阿知波悟美)、シドの右腕(広瀬友祐)ら工場の人々が織りなすコミカルなやり取りが、物語に彩りを添える。出演者たちが自ら動かすイントレや、パジャマをあしらった木など多彩な美術、色とりどりの衣装、そしてニック・ウィンストンの愛嬌あふれる振付にも注目したい。

2幕冒頭の「Steam Heat」では、北翔演じるベイブによる“ショー”が観られるので期待しよう。上演時間は休憩込みの約2時間半。東京公演は10月15日まで。その後10月19日から29日まで大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演される。

「ミュージカル・コメディ『パジャマゲーム』」

2017年9月25日(月)~10月15日(日)
東京都 日本青年館ホール

2017年10月19日(木)~29日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

原作:リチャード・ビッセル
脚本:ジョージ・アボット、リチャード・ビッセル
作詞・作曲:リチャード・アドラー、ジュリー・ロス
翻訳・訳詞:高橋知伽江
演出:トム・サザーランド
振付:ニック・ウィンストン

出演:北翔海莉新納慎也大塚千弘上口耕平広瀬友祐阿知波悟美佐山陽規栗原英雄 ほか

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