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「スカーレット・ピンパーネル」再始動!石丸幹二、新たなカンパニーに自信

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左から石井一孝、石丸幹二、安蘭けい。

左から石井一孝、石丸幹二、安蘭けい。

11月から12月にかけて上演される、ミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」の公開稽古が本日10月4日に東京都内で行われた。

ガブリエル・バリー潤色・演出のブロードウェイ版をベースに、オリジナル版の音楽を手がけたフランク・ワイルドホーンの新曲を加え、2016年に上演された本作。今回はパーシー役の石丸幹二、マルグリット役の安蘭けい、ショーヴラン役の石井一孝が続投するほか、新たに石丸さち子が演出として参加する。

公開されたのは、パーシーとマルグリット、そして彼女の元恋人であるショーヴラン、3人の愛憎が入り交じる1シーン。稽古では、3人やピンパーネル団の面々をはじめとするキャストが一堂に会し、「謎解きのゲーム」を力強く歌い上げた。

公開稽古後に行われた取材には、出演者の石丸幹二、安蘭、石井、演出の石丸さち子が出席。主演の石丸は「たった1年で再演できるなんで、こんなにラッキーなことはありません! 僕ら3人は続投ですが、他のメンバーはガラリと変わっているので、新たな『スカーレット・ピンパーネル』をお見せできると思います」と意気込み、「今日、久しぶりにあのシーンをやったんですが、『ここまでできるものなんだ』と正直ビックリ(笑)。前回から1年経って、僕とカズくん(石井)、とうこちゃん(安蘭)、3人それぞれの俳優としての変化を感じました」と所感を述べる。

宝塚版でパーシー役を演じた経験のある安蘭は「パーシーのセリフを聞いていてすごく懐かしくて……でも、『私、今は女なんだな』『パーシーには戻れないんだな』と思って少し寂しくなりました(笑)」と心境を明かす。続く石井は「幹二さんが面白いことを言ってくるので、笑いをこらえるのが大変。けいちゃんも時々差し込んできますしね。僕はニコリともしないような役なので、必死に耐えていきたいと思います」と石丸&安蘭コンビにタジタジの様子。また石井は「僕が演じるショーヴランは、劇中でマルグリットに嫌われてしまっているんですけど」と前置きし、「『彼女に好かれるような人になろう』と思って、新しい演技プランを考えてきたんです。もしかしたら本番中、1回くらいはパーシーじゃなくて僕を選んでくれるんじゃないかな(笑)」と回答。茶目っ気たっぷりな石井に、3人は「そうすると話の筋が変わっちゃうよ!」と鋭いツッコミを入れていた。

今回ピンパーネル団のメンバーを演じるのは、泉見洋平松下洸平久保貫太郎久保田秀敏多和田秀弥東啓介藤田玲。彼らの印象を問われた石丸幹二は「稽古が始まって間もないですが、すでにそれぞれの個性が出ている。どんなピンパーネル団にしていくか、もう頭の中でプランが浮かんでいるので、さち子さんと協力して強力なピンパーネル団を作っていけたら」と手応えを見せる。

そして、演出の石丸は「『スカーレット・ピンパーネル』は本当に心躍るミュージカル。ストレートプレイのようにお互いの心情を探り合うシーンもあれば、歌の力でグッと持っていくところもあるし、立ち回りも見どころになっている。前回、ガブリエルさんと苦労して作った部分を大事にしつつ、一致団結して新たなものを作り上げていきたいと思います」と本作にかける思いを述べた。公演は、11月13日から15日まで大阪・梅田芸術劇場 メインホール、11月20日から12月5日まで東京・TBS赤坂ACTシアターにて。

ミュージカル「スカーレット・ピンパーネル」

2017年11月13日(月)~15日(水)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール

2017年11月20日(月)~12月5日(火)
東京都 TBS赤坂ACTシアター

原作:バロネス・オルツィ
脚本・作詞:ナン・ナイトン
作曲:フランク・ワイルドホーン
編曲:キム・シェーンベルグ
訳詞・翻訳・潤色:木内宏昌
潤色・演出:ガブリエル・バリー
演出:石丸さち子

出演:石丸幹二 / 安蘭けい / 石井一孝 / 上原理生泉見洋平松下洸平 / 久保貫太郎久保田秀敏多和田秀弥東啓介藤田玲、則松亜海 / 川口竜也、田村雄一 / 石井雅登、大場陽介、木暮真一郎、佐々木崇、長尾哲平、宮垣祐也、彩橋みゆ、石毛美帆、今野晶乃、神在ひろみ、中村香織、松島蘭

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