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「何者」小野田龍之介、阿部顕嵐&長妻怜央を絶賛「ファンは鼻血ブーになるかも」

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左から丸尾丸一郎、鈴木勝大、美山加恋、宮崎香蓮、小野田龍之介。

左から丸尾丸一郎、鈴木勝大、美山加恋、宮崎香蓮、小野田龍之介。

舞台「何者」が明日11月25日に東京・天王洲 銀河劇場にて開幕。これに先駆け、本日11月24日にゲネプロと囲み取材が行われた。

就職活動に励む大学生5人を軸に、SNS上の人間関係や自意識に翻弄される若者たちの姿を描いた「何者」は、小説「桐島、部活やめるってよ」で知られる朝井リョウの直木賞受賞作。昨年2016年には映画化もされ、主演を佐藤健、脚本・監督を三浦大輔が務めた。

舞台版では脚本を黒岩勉、演出を劇団鹿殺しの丸尾丸一郎が担当。クールで分析能力が高く、友人から一目置かれている大学生・二宮拓人を演じるのは、ミュージカル「魔女の宅急便」でトンボ役を好演した阿部顕嵐(Love-tune / ジャニーズ Jr.)だ。また留学帰りの女子大生・小早川理香役には美山加恋、理香と同棲中の青年・宮本隆良役には、外部の公演に初出演となる長妻怜央(Love-tune / ジャニーズ Jr.)がキャスティング。さらに、拓人とルームシェアをしている元バンドマン・神谷光太郎役を鈴木勝大、光太郎の元彼女・田名部瑞月役を宮崎香蓮、拓人のサークルの先輩であり、拓人が唯一心を開いているサワ先輩役を小野田龍之介が演じる。

舞台は、緊張感あふれる面接のシーンからスタート。劇中では、就職活動に対する鬱屈とした思いや行き場のない憤りを、TAKAHIROが手がけるシャープなダンスと、オレノグラフィティの音楽に乗せて表現。また、インターネット上に氾濫する情報を模した文字列が描かれた舞台美術や、それぞれの登場人物がSNSに吐き出したつぶやきがパネルに映し出される演出なども、本作の見どころとなっている。

ゲネプロ後に行われた囲み取材には、出演者の6人と演出の丸尾が出席。手応えを問われた阿部は「バッチリ! って言いたいですね」とはにかみ、「ゲネプロを終えて、やっとスタートラインに立てたような気がします」と現在の心境を語る。続けて、「ジャニーズJr.と就活生は立場が似ているかもしれない」と分析し、「僕たちに置き換えると、“就職が決まる=デビューする”みたいな感じだと思っていて。仲間のデビューが決まるとうれしい気持ちがある反面、嫉妬だったり複雑な気持ちも芽生える」と率直な思いを明かした。

また外部の公演に初出演となる長妻が「ジャニーズ事務所にいた頃は……」と言い間違え、「ちょっと! 事務所辞めたみたいになっちゃってる!(笑)」とキャスト一同から総ツッコミを受けるハプニングも。長妻は気を取り直し、「ジャニーズ事務所の公演に出演するときは、どれだけ自分(の存在)を立たせられるかということを考えているのですが、今回の舞台を通して、皆さんと協力しながら対話をすることを意識できるようになりました」と笑顔で答えた。

共演の美山は「いろんなフィールドから個性的なメンバーが集まりました。楽しく演じさせていただいています」とほほえみ、宮崎も「同世代のキャストが多いのでいろいろ話し合えたし、ワチャワチャしながらできました」と稽古を振り返る。また、「ただでさえ難しいテーマなのに、不慣れなダンスも加わって……自分が振りを覚えた頃にはもうみんな一歩先を行ってるんですよ」と苦労を明かしたのは鈴木。キャスト最年長の小野田は、阿部と長妻について、「熱く、エネルギッシュにお芝居をしているので、Love-tuneでのキラキラしたイメージとは少し違う、2人の新たな一面も見られるのではないでしょうか。観に来てくれるお客さんは“鼻血ブー”になるかも?(笑)」と観客の期待をあおった。

演出の丸尾は、劇中で披露される阿部の生着替えのシーンに言及し、「顕嵐のいろいろな側面を見せられるように心がけました」とコメント。これを受けた阿部は「生着替え(のシーン)は丸尾さんに捧げてます」といたずらっぽく丸尾に視線を送る。最後に阿部は、本作のテーマとなっている就職活動になぞらえて、「みんなでグループディスカッションして作り上げた舞台です。明日から就活がんばります!」と元気よく挨拶し、取材を締めくくった。上演時間は休憩なしの約120分。公演は12月10日まで。

舞台「何者」

2017年11月25日(土)~12月10日(日)
東京都 天王洲 銀河劇場

原作:朝井リョウ「何者」(新潮文庫刊)
脚本:黒岩勉
演出:丸尾丸一郎
出演:阿部顕嵐(Love-tune / ジャニーズJr.)、美山加恋長妻怜央(Love-tune / ジャニーズJr.)、鈴木勝大宮崎香蓮小野田龍之介

※宮崎香蓮の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。

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